スロブレ

創刊号

個人出版を可能にした電子書籍の可能性

2013年07月20日 14:05 by slowbreath
2013年07月20日 14:05 by slowbreath
はじめまして、スロブレ発行人の slowbreath(スローブレス)ともうします
 
突然ですが、世の中いろいろなものが大きく変化しています。
多くの人がスマートフォンやタブレット端末を使いこなし、ネットにアクセスしたり、電子書籍を通勤時に読んだりするのがあたり前のような時代になりました。

わたしも、初代iPadが登場したとき、こういう端末がいずれ学校の教科書のように使われる時代になるんだろうな、と思っていたら、もうすでに現実化しています。時代の流れるスピードは、激しく加速化し現実化してます。
 
電子書籍出版サービスは、国内外さまざまなものが登場しています。ただ、最終的には、Apple、Amazon、Googleあたりのサービスに集約されていくような気がしています。

特に、Amazonの「Kindle ダイレクト・パブリッシング」(KDP)のプラットフォームがマーケットとしても、最も巨大化していくだろうと個人的には推測しています。実は、はずかしながら、Kindle本は、Kindle端末で読むものだと思っていたのですが、Kindle本閲覧用の無料アプリを使えば、iPhone、AndroidなどのスマートフォンやiPadやAndroidのタブレット端末でも読むことができることを知りました。

ということで、遅ればせながら、さっそく無料Kindleアプリをスマホとタブレットにダウンロードして、無料のKindle本をいくつか、読んでみました。有料版も、100円くらいからありますし、それなりの内容のものが安く提供されています。

AppleのAppストアも電子書籍はありますが、どちらかといえばアプリが中心なので、書籍という意味では、Kindleのほうがラインナップが充実している感じがします。わたしの友人も、7インチのKindle Fire HD を購入して、洋書とかを読みまくってます。

Kindle本のいいところは、有料本でも、冒頭部分を試し読みできるところです。コンテンツの冒頭10%を無料サンプルとして、読める仕組みになっています。電子書籍の紹介ページのカートの下のところに「今すぐ無料サンプルを送信」というボタンがあり、事前に登録した自分の端末に冒頭部分がダウンロードされます。登録端末を増やせば、iPhoneとiPadなど自由に送信できますし、購入したものや無料サンプルもクラウド上で同期して、管理できます。目次の詳細もわかりますので、購入するかどうかは、目次と冒頭の内容を読んでから、決めることができます。


さっそく、有料版も含めて何冊か読んでみたのですが、
朝倉徹也著「Kindle電子出版マニュアル」 [Kindle版] 280円
を読んで、わたしも、Kindle本を制作して、出版してみようと思いつきました。とりあえずは、過去のメルマガ記事をまとめたものを電子書籍化するため、いろいろ研究して、無料ツールとかを活用しながら、電子書籍づくりに挑戦してみました。

簡単にKDP出版までの流れをご説明すると、

1.Kindle ダイレクト・パブリッシングにアカウント登録する。
2.書籍化するコンテンツのテキストデータや表紙画像をつくる
3.無料のepub電子書籍作成ソフトSigilなどを使い
  目次付きのEPUB(イーパブ)ファイルを作成する。  
4.EPUBファイルと表紙画像をKDPにアップロードする。
5.Amazonの審査に通過すれば、48時間以内に登録した
  世界のAmazonのKindleストアに電子書籍が掲載される。

という感じです。
 
なんとか目次がリンクされたEPUBファイルが完成したのでKDPに出版申請をしました。
著作権などの審査を確認して、申請が通過したらAmazonのKindleストアに並ぶことになります。内容はすべて日本語ですが、アメリカ、イギリス、フランス、韓国のAmazonストアにも、ついでに出品しておきました。日本語の読める人がもしかしたらいるかも?という理由で。内容は、過去のメルマガの記事を再編集したものですが、電子書籍としての体裁を整えて、タブレットだとウェブよりは、かなり読みやすくなっていると思います。スマホでも文字サイズを調整できるので、十分読めます。

タイトルは、
です。わたしの初の電子書籍として、3日間ほどで出版できました。
 
 
尚、Amazonの審査が通過した場合、KDPセレクトというサービスを利用して、5日間の無料キャンペーンも実施できるようです。たまに、無料キャンペーンもやってますので、そのときでもダウンロードいただければ幸いです。
 
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
スロブレ創刊号でした。(2013/07/20)

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